ごあいさつ

日本のマナー教育の充実のために
 

   代表理事会長

2013年国際オリンピック委員会第125次総会での日本代表の発言以来、「おもてなし」という言葉が大流行しましたが、その精神を置き忘れ、言葉だけが独り歩きしている感を強くします。
国内では世代を問わずマナーの低下が指摘され、海外に出れば「日本人は変わった」と嘆かれている一方で、未だに多くの外国人が日本人に抱くイメージは「礼儀正しい」というのが大勢を占めています。
日本の伝統文化には「道」と付くものが多いのですが、これは伝統事象を単に技術だけではなく、それを通して人としていかに生きるべきかを追求する精神文化にまで高めた日本人の心の現れです。
「礼儀作法」の言葉が示すとおり、相手を敬い、相手に対する心遣い(礼儀)があり、その「こころ」を「かたち」(作法)にしたのがマナーです。「こころ」を失えば「かたち」が乱れてくるのは必然の結果です。
 
誰もがマナーの必要性、大切さを認識し、礼儀正しい立ち居振る舞いや言葉遣いを身に付けている人への憧憬を感じつつも学びが後回しにされているのは、マナーの必要性を満たした研究や指導システムが不足しているという実情があるからです。
今後、諸学校(幼保・小・中・高・大・専)や、職場、生活サークルなどの諸機関で日本の礼儀作法だけでなく、グローバル化した社会に対応する国際感覚やプロトコールをしっかり体得するマナー教育の充実が喫緊の課題であり、その普及を志す私たち関係者に課せられた大切な使命と認識しています。
日本マナー教育アカデミーは、正しいマナーを研究し、その社会への浸透を深めるため、人びとのマナーに関わる意識の向上はもとより、指導者の養成にも努め、その普及活動を国内外に展開させるために設立する研究、教育機関です。関係諸賢のご鞭撻、ご支援を衷心よりお願い申し上げます。
 

【堀口清美プロフィール】
日本マナー教育アカデミー代表理事会長。専修大学(秘書検定講座)、台湾の國立中山大學(日本語、日本文化、ビジネスマナー)両大学で25年間教鞭をとる。その間、信州短期大学(秘書実務、実務演習、テーブルマナー)、埼玉短期大学(秘書実務、テーブルマナー)、群馬女子短期大学(秘書実務、秘書検定講座)でも講師を務める。明海大学、明星大学、浜松学院大学、中央情報専門学校でのビジネスマナー講座。神奈川県委託職業訓練(秘書検定講座)、埼玉県委託職業訓練(ビジネスマナー)、西東京市(ビジネスマナー)その他、一般企業でのビジネスマナー研修多数。

主な活動実績

 
2020-6~現在
中央情報専門学校でITビジネススキルⅠ、ビジネス実務Ⅰとして「日本のマナーと文化」の講義を担当。
2019-11-13
迎賓館赤坂離宮友の会(迎賓館の一般公開でボランティア説明員として活動されている方々の中で設立した任意団体)が主催した研修として、 学士会館に於いてマナー講座『マナーは気づきと気遣い』を実施。
2019-04-01
一般社団法人として設立。
2018-10-19
町田シビタンクラブ(アメリカ アラバマ州バーミンガムに本部がある国際慈善組織の日本支部)に招待され「気働きのコミュニケ―ション」を講演。
2018-09-29
「気働きのコミュニケーション」講座を開催。
2018-02-23
活動内容を公開。
2018-02-20
ホームページを公開。